オーロラ


  •  来歴
  • アメリカニューヨーク州立農試が「マルゲリット・マリーラ×バートレット」の交雑実生から選抜し1964年(昭和39年)に“オーロラ”と命名、日本へは1983年(昭和58年)に果樹試験場により導入された早生品種です。

  •  果実
  • 可食期は9月下旬頃です。
  • 果皮は光沢がある緑黄色の地に全面茶褐色のサビに覆われ、追熟すると茶褐色へと変わり、甘い芳香がします。
  • 上品な甘味があり、果汁は多く、とろけるような食感の果肉で、食味はとても良いです。

   長十郎 (日本梨)


  •  来歴
  • 1893年(明治26年)に発見された偶発実生で、赤梨系の中生種です。

  •  果実
  • 可食期は9月下旬頃です。
  • 果形はやや偏円で、果皮は美しい褐色をし、果肉は硬く・白く・粗いです。
  • 果汁は多くて、甘味は強く、昔懐かしい味の和梨で、日持ち性が良いです。


   ラ・フランス


  •  来歴
  • 1864年(元治元年)にフランスで発見され、日本へは1903年(明治36年)に導入された主要品種です。

  •  果実
  • 可食期は11月上旬〜中下旬頃です。
  • 果形は不正円形で、表面が凸凹の場合があり形・外観共によくないです。 
  • 果皮色は緑黄色でサビが多く、また、追熟後の果皮色の変化がほとんどない為、可食期の判定が難しい種類です。
  • 果肉は黄白色で、糖度が高く、果汁が多いです。
  • さらに、素晴らしい高貴な香りと、とろけるような肉質で、食味は西洋ナシの中でも最高峰で人気があります。
  • 原産のフランスをはじめとするヨーロッパでは、気候が合わなかったのか栽培されておらず、フランスでもほとんど知られていません。

   シルバーベル


  •  来歴
  • 1957年(昭和32年)山形県園芸試験場がラ・フランスの自然交雑実生から選抜した国産品種です。

  •  果実
  • 可食期は12月上旬〜中下旬頃です。
  • 大玉で、果形は不生円錐形から短瓶形、果皮は黄緑色の地にサビが多く、追熟すると黄褐色へと変わります。
  • 肉質はややち密で香気高い、また甘酸適和で果汁は多く、濃厚な風味が特徴です。